生産者の声 - 海産物(宮本海産)

芦北の海産物、
旨さの3ポイント!

  • 1プランクトンが多い不知火海で育つ
  • 2見た目の美しさ
  • 3とれたてを調理するため新鮮

芦北の魚介類の味を手軽に!
新たな商品開発に挑戦

プランクトンが豊富な不知火海は、ちりめんや太刀魚、アシアカエビなど海の幸の宝庫。この地で50年続く「みやもと海産物」の宮本一成さんにインタビュー!!

宮本一成さん

決め手はスピード!
魚介類のうま味を凝縮

不知火海でとれる魚介類、おいしさの秘密を教えてください。

宮本さん:芦北は気候が温暖で、不知火海は海流がゆるやかな内海です。エサとなるプランクトンが多いので、魚介に栄養が行き届いているのだと思います。

特に有名なのは、ちりめんと太刀魚。ちりめんは、他のどの産地のものよりも真っ白で美しく、釜ゆでするとうま味が凝縮されてふわふわ食感に。熱々のご飯の上にのせ、卵を割り入れてしょう油をかけるだけで、磯の香りがふわっと広がる〝ごちそう〟になります!

太刀魚は一本釣りなので、皮が傷付かず、キラキラと銀色にきらめいています。肉厚で適度に脂がのっていて、味も格別! 刺身や煮付け、天ぷら、塩焼きなど、どんな調理法でもおいしく食べられますよ。

「新鮮さ」にこだわっているそうですね。

宮本さん:はい。うちの工場は岸壁にあるので、とれたての魚介類が運び込まれます。すぐに調理することで新鮮さを保っています。

例えば、人気商品「ちりめん釜揚げ」の場合、漁を終えた後、水揚げまで遠いところは約20分、近いところだと数十秒! すぐに釜ゆでするため、新鮮なうちにうま味成分をぎゅっと閉じ込めることができます。

消費者のライフスタイルに
合わせた商品展開へ

製造する上で、大変なことを教えてください。

宮本さん:商品の味を均一にすることです。時季によって、魚介そのものの味や大きさが変わるのは仕方のないことですが、みりん干しなどの加工品の味付けが「食べる度に違う」というのは、お客さまに対して失礼だと思っています。

うちの商品は、細かい骨まで取るため、機械は使わず、魚をさばくところから味付けまで全て手作業で作っています。味にムラが出ないよう、鮮度が落ちないうちに素早くさばき、調味料の量や漬け込む時間をきっちり計るなど、スタッフ全員で技術や情報を共有しています。

今後取り組んでいきたいことは何ですか?

宮本さん:「骨が苦手」「さばくのが面倒くさい」などの理由で、消費者の魚介離れが進んでいます。そうした人たちに手に取っていただけるような、新商品の開発に力を入れていきたいです。

数年前、「芦北産の干しえびの味を広めたい」との思いで、お米と一緒に炊飯器で炊くだけで作れる「えびご飯の素」の販売を始めました。あまり料理をされなくなった高齢の方たちや、忙しい主婦の方々から、「自宅でぱっと料理できてうれしい」「不知火海の味を身近に感じた」と好評で、手応えを感じています。

手軽に食べられる商品をきっかけに芦北の味を知っていただき、いずれは、とれたての魚介を食べに、芦北まで足を運んでもらえたらうれしい。今後も、現代のライフスタイルに合った商品開発に挑戦し続けます!!

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